「Apache Module mod rewrite」の版間の差分

提供: 雑廉堂Wiki
(RewriteBaseディレクティブ)
(RewriteBaseディレクティブ)
56行目: 56行目:
 
次の例では、リソースがドキュメントルートからの相対パスではないため、RewriteBaseはhttp://example.com/opt/myapp-1.2.3/welcome.htmlへの書き換えを避けるために必要です。この設定ミスにより、通常、サーバはドキュメントルートの下に "opt"ディレクトリを探すでしょう。
 
次の例では、リソースがドキュメントルートからの相対パスではないため、RewriteBaseはhttp://example.com/opt/myapp-1.2.3/welcome.htmlへの書き換えを避けるために必要です。この設定ミスにより、通常、サーバはドキュメントルートの下に "opt"ディレクトリを探すでしょう。
  
DocumentRoot "/var/www/example.com"
+
 
AliasMatch "^ / myapp" "/opt/myapp-1.2.3"
+
DocumentRoot "/var/www/example.com"
<ディレクトリ "/opt/myapp-1.2.3">
+
AliasMatch "^/myapp" "/opt/myapp-1.2.3"
    RewriteEngineをオンにする
+
<Directory "/opt/myapp-1.2.3">
    RewriteBase "/ myapp /"
+
    RewriteEngine On
    RewriteRule "^ index \ .html $" "welcome.html"
+
    RewriteBase "/myapp/"
</ Directory>
+
    RewriteRule "^index\.html$" "welcome.html"
 +
</Directory>

2018年3月18日 (日) 22:41時点における版

概要

mod_rewriteモジュールは、PCRE正規表現パーサーに基づいたルールベースのリライティングエンジンを使用して、要求されたURLを即座に書き換えます。 デフォルトでは、mod_rewriteはURLをファイルシステムのパスにマップします。 ただし、あるURLを別のURLにリダイレクトする場合や、内部プロキシフェッチを呼び出す場合にも使用できます。

mod_rewriteは無制限のルールを使用してURLを操作するための柔軟で強力な方法を提供します。 各ルールには、サーバー変数、環境変数、HTTPヘッダー、またはタイムスタンプに基づいてURLを書き換えることができるように、ルール条件を無制限に追加できます。

mod_rewriteは、path-infoセクションを含む完全なURLパス上で動作します。 書き換えルールは、httpd.confまたは.htaccessで呼び出すことができます。 書き換えルールによって生成されるパスには、クエリ文字列を含めることができます。また、内部サブ処理、外部要求リダイレクト、または内部プロキシスループットにつながる可能性があります。

詳細、議論、および例は、詳細なmod_rewriteのマニュアルに記載されています。

ロギング

mod_rewriteは、trace1〜trace8ログ・レベルでのアクションの詳細なロギングを提供します。 ログレベルは、LogLevelディレクティブを使用してmod_rewrite専用に設定できます。レベルデバッグまで、アクションはログに記録されませんが、trace8は実質的にすべてのアクションが記録されることを意味します。

mod_rewriteに高いトレースログレベルを使用すると、Apache HTTP Serverの速度が大幅に低下します。 デバッグにのみtrace2以上のログレベルを使用してください。


LogLevel alert reqrite:trace3


RewriteLog

mod_rewriteの以前のバージョンに精通している人は、間違いなくRewriteLogとRewriteLogLevelディレクティブを探しているでしょう。 この機能は、上記の新しいモジュールごとのログ設定に完全に置き換えられました。

mod_rewrite固有のログメッセージだけを取得するには、ログファイルをgrepを通してパイプします。

tail -f error_log | fgrep 'rewrite:'

RewriteBaseディレクティブ

説明:ディレクトリごとの書き換えのベースURLを設定します。

構文:RewriteBase URLパス

デフォルト:なし

コンテキスト:Directory、.htaccess

上書き:FileInfo

ステータス:拡張機能

モジュール:mod_rewrite

RewriteBaseディレクティブは、相対パスで置き換えられるディレクトリ単位(htaccess)のRewriteRuleディレクティブに使用されるURLプレフィックスを指定します。

このディレクティブは以下のいずれかの条件に当てはまるを除いて、それぞれのディレクトリ(htaccess)コンテキストで、置換で相対パスを使用するときに必要です。

  • 元のリクエストと置換先は、DocumentRootの下にあります(別名などの別の手段で到達可能ではありません)。
  • RewriteRuleを含むディレクトリへのファイルシステムパスには、相対置換の接尾辞が付いています。これは、サーバー上のURLパスとしても有効です(これはまれです)。
  • Apache HTTP Server 2.4.16以降では、リクエストが別名またはmod_userdirを使用してマップされている場合、このディレクティブは省略できます。

次の例では、リソースがドキュメントルートからの相対パスではないため、RewriteBaseはhttp://example.com/opt/myapp-1.2.3/welcome.htmlへの書き換えを避けるために必要です。この設定ミスにより、通常、サーバはドキュメントルートの下に "opt"ディレクトリを探すでしょう。


DocumentRoot "/var/www/example.com"
AliasMatch "^/myapp" "/opt/myapp-1.2.3"
<Directory "/opt/myapp-1.2.3">
    RewriteEngine On
    RewriteBase "/myapp/"
    RewriteRule "^index\.html$"  "welcome.html"
</Directory>