Ubuntu で sudo1 するときに、やってくるあいつ。
彼には悪気があるわけではない。
それは、分かっている。
でも、やはり面倒なんだよ。
というわけで、
Ubutu でパスワードなしで sudo する方法
sudo
で、パスワードを要求させないように調教するには、次のようにコマンドを打つべし。
sudo visudo
これで、標準エディタ2で /etc/sudoers
ファイルを編集できるようになるのだ。
/etc/sudoers
ファイルは、編集内容にエラーがあるとエライことになるので、visudo
コマンドでラップされてるんだ。
こいつは、sudoers
ファイルの内容にエラーがあった場合、その部分をどうするのか、要するに修正するのか、内容を変更せずに保存するのか、を確認してくれる優れものなんだ。
ではここで、次のように内容を書き換えてみよう。
# %sudo ALL=(ALL:ALL) ALL この部分を下のように書き換える
%sudo ALL=(ALL:ALL) NOPASSWD:ALL
そうすると、このファイルを保存した直後から、あれほど悩まされていた sudo
でのパスワード確認はなくなってしまうんだ。
visudo で書き間違えた!
visudo
は、sudoer
ファイルの文法をチェックしてくれる、とさっき書いたんだが、もしファイルにエラーがある場合は、次のようにプロンプトされるんだ。
>>> /etc/sudoers: syntax error near line 26 <<<
What now?
だからその時は、What now? のあとに、e と入力して、エラーを修正するか、x として、変更を保存せずに終了させるようにすべきだ。
くれぐれも Q などとして、修正せずに保存する、なんてことはしないことだ。たとえ興味本位であったとしても・・。
また、あるいは文法チェック上エラーにはならずに Warning: になるときもある。その場合は、Warning: の内容を表示して 保存されて しまうんだ。
その場合は、下手すると 永遠に sudo
できない状況 に陥ってしまう。つまり、あなたは
Sudoer 難民 になってしまうのだ。
どうだ、想像するだに 恐ろしい だろう。
なので、心配な場合は、
sudo visudo -s
として、strict(厳密な)モード で visudo
を起動させるほうがいい。
先に言えって話だね。わかるよその気持ち。
sudo 出来なくなった!!
さっき、エラーやワーニングが残ったまま visudo
を終了させると、永遠に sudo
できない状況 になる、と書いたが、
実はあれは 嘘 だ
そんな事になったら、世界中に sudoer
難民であふれるはずだ。
回避策としては、ネイティブな Ubuntu 環境を使っている場合などであれば、
- リカバリーモードで起動し、修正する
しかない。
リカバリーモードで起動する方法はそれほど難しくない。ググれば色々出てくる。
Ubuntu の場合は、GRUB メニューを表示させて、Advanced Option からリカバリーモードで起動し、その後に表示されるメニューで root: Drop to root shell prompt で入れる。
もし、WSL で sudoers
難民になってしまった場合、コマンドプロンプトから
ubuntu2004 config --default-user root
とすることで、最初から root ユーザーでログインできる。そこで、visudo
を使って過去の過ちを正したらいい。
GRUB メニューが表示されない場合・・
その場合は、技術評論社さんのページ でも見てくれ。
諸君の検討を祈る。
(内容的に文字数足りないと思ったので、少し文体を変えて文字数を稼ぎました。あしからず・・。)
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