世の中、コロナウィルス、コロナウィルス、とメディアもSNSもコロナウィルスの話題で埋められているわけですが、それに乗じて「コロナウィルス」に関する話題でもブログに取り上げれば、ページビューも稼げて・・、なんていうこともあるのでしょうが、そんなことをいちいち目を血走って追いかけるためにブログをやっているわけではないわけで・・
とはいっても、家でゴロゴロとしてテレビや Netflix に興じているのも非生産的でなんだかもったいない。
というわけで、家にある古いノートPCを活かせてみれないか、暇つぶしにやってみました。
古い Windows ノート に Linux をインストール
自宅に古い富士通のノートパソコンがあります。
もともと Windows 7 が入っていて、いつの間にか Windows 10 にアップグレードされてしまった (所有者談。私じゃないよ) というPC。
ところが、もともとのスペックがすでに古びており、Windows 10 の動作に支障をきたしているので、この際、色々パーツを換装して Linux を入れてみよう、という話になりました。
ターゲット PC・富士通 FMV-BIBLO NF/E57
さて、今回のターゲットは2009年の秋に発売された、富士通 FMV-BIBLO NF/E57 で、スペックは以下の通り。
項目 | 説明 |
---|---|
品名 | FMV-BIBLO NF/E57 |
型名 | FMVNFE57RZ |
発表時期 | 2009年冬モデル |
CPU | Intel® Core™ 2 Duo プロセッサ P8700 |
チップセット | Intel® GM45 Express |
バスクロック | 1066MHz |
メインメモリ | 4GB (2GB × 2) (PC3-8500 DDR3 SDRAM SO-DIMM) Dual-Channel Non-ECC |
メモリスロット | × 2 (空きなし) |
グラフィックス | チップセット内蔵 Intel® GMA 4500MHD |
ビデオメモリ | 最大1288mb (メインメモリと共有) |
液晶ディスプレイ | 15.6型 1366×768 外部ディスプレイ最大 1920×1080 |
HDD | 500GB Serial ATA/150 |
CD/DVD | スーパーマルチドライブ |
通信機能 | LAN 100BASE-TX/10BASE-T Wifi IEEE 802.11b/g/n |
入出力 | ExpressCard × 1 スロット SDメモリカード × 1スロット RGB D-Sub 15pin × 1 USB2.0 × 4 LAN RJ-45 × 1 HDMI Ver 1.2 × 1 マイク・ラインイン 3.5 mm ジャック × 1 ヘッドフォン・ラインアウト 3.5 mm ジャック × 1 |
電源 | ACアダプタ DC19V (4.22A) バッテリ 14.4V/2000mAh |
サイズ | 372 × 45.5 × 260.3 |
重量 | 2.8Kg |
もう10年以上前のモデルですね。
Core 2 Duo というと、一時はこれが乗ってればとりあえず安心、てな感じもありましたが、今ではゴミクズのように扱われてしまっていますね。
次に、本体。
最近の薄型モデルに見慣れていると、ずいぶんと分厚さを感じます。重量も2.8キロで、最近の機種がこれより1キロ軽いことを考えると、隔世の感があります。
まあ、DVDマルチドライブが搭載されているからしょうがないのですが、少なくとも家から持ち出して・・なんて考えることはできないサイズと重さです。
FMV-BIBLO NF/E57 の現況を確認する
Windows 10 が入っているということで、一度起動してみてレスポンス等を測ってみようと思ったのですが・・
・・計測する必要がないくらい遅い・・
まず、起動画面で例の点々がクルクルしたま数分待たされ、ログオンしてから使用できるまでも数分間またされ、ブラウザの起動でも数分待たされ、挙句の果てにタスクバーの起動すら時間が・・
しばらく立ち上げてしていなかったので、Windows アップデートの検索とダウンロードが時間を食っているのかもしれませんが、ちょっとあまりに遅い。
ようやく開いたタスクバーを見ると、メモリの使用率が 70% を超えていました。
Core 2 Duo + メモリ 4G + Windows 10 Home、動かなくはないが、
全く快適ではありません。
FMV-BIBLO NF/E57 アップグレードの方針
アップグレードの方針としては、
- メモリ増設 4G → 8G
- ストレージ交換 ストレージをハードディスク (HDD) から SSD に交換します。
ド定番ですね。
メモリ、及びストレージ共に、近所のパソコン工房の店舗に買いに行きました。
Linux を使う分には、容量は 250GB でもいいんですが、突然所有者がWindows に戻したいと言われたとき困るので、500GB のSSDを選択しました。
メモリは 4GB の SO-DIMM PC3-10600 (DDR3-1333) を 2枚。
メモリを増設して Windows の動作チェック
メモリ交換や、ストレージを交換する際には、必ずバッテリーを外しましょう。そうでないと、感電 したり 機器を破損 してしまうかもしれませんので、注意してください。 |
パソコン工房で、ノートPC用メモリを買ってきて、増設してみました。
増設後、念の為 BIOS 画面で認識されているか確認します。
よしよし、ひとまずメモリはきちんと認識されてるようですね。
そして、
「さあ、これでどうだ」
と Windows 10 を起動してみましたが、増設前と動作のもっさり感は全く変わらず。
・・それもそのはず、インストールされていたのは、Windows 10 Home 32ビット版1 でした。
そりゃ、増設してもダメだわ2。
Linux では、32ビットから64ビットに切り替わりつつある過渡期の時期、32ビット版でも、PAE 3 という機能を使って OS が 4G バイト超のメモリを認識できていただけに、驚きです。
ストレージを換装
というわけで、ストレージを換装して、Linux をインストールしてみたいと思います。
この FMV-BIBLO NF/E57 はストレージへのアクセスもかんたんです。
バッテリーを外して、その横のカバーの背面のネジ2本を外し外装を外すと、HDD とそれを固定するマウンタがあるので、マウンタのネジを外して、HDD を抜き取ります。
中に入っていたのは、Western Digital 製の 2.5 SATA HDD。「海門 でなくてよかったね」と思ったのは私だけではないはず。
次に、SSD を取り付けてみます。
SSD が HDD より若干厚みが薄いですが、特に問題はありません。
マウンタも同じようにもとに戻して、外装を取り付けて換装終了。
というわけで、次回は Linux Mint をインストールしてみたいと思います。
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