CES 2020 で Dell は新しい XPS 13 を発表しました。
アメリカ・ラスベガスで開催されている CES 2020 。もはや話題の中心は次世代の通信規格、「5G」 なのですが、ここではあえて Dell のお話です。
New XPS 13 (9300) の概要
Dell は XPS 13 の 2020年モデルを発表、発売することになりました。
これまでよりもさらに小さくコンパクトに。でも、性能はこれまで以上にギュッと押し込まれています。
New XPS 13 2020 の額縁は世界最小レベル、アスペクト比 16:10 液晶ディスプレイ
新しい XPS13 は 2019年モデルよりもさらに、インフィニティエッジの幅、特に底面側のベゼル幅を小さくして、ディスプレイのアスペクト比が、前モデル (Dell XPS 13 7390) の 16:9 から 16:10 になります。アスペクト比 16:10 といえば、昨年、XPS 13 2-in-1 でも採用されていましたね。個人的に感じるのは、16:10 のアスペクト比のディスプレイは、単体のディスプレイとしても、クリエイティブな環境で使用されている感の強いアスペクト比ですね。
ディスプレイサイズは、13.6 インチから 13.4 インチに変更されました。しかし、前述のようにアスペクト比が変更され、縦に少し長くなったので従来機よりも 6.8% 広いディスプレイサイズになっています。
で、結果的に本体サイズが大きくなってしまうこともなく、11インチノートPCに匹敵するサイズにまでコンパクトになっています。これはやはり、世界最小レベルのベゼル幅がなせる技なのでしょう。
XPS13 (7390) | New XPS13 (9300) |
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302×199×7.8 ‐ 11.6 (mm) | 295.7×198.7×14.8 (mm) |
重量は、タッチディスプレイタイプで 1.27Kg 、非タッチディスプレイで、1.2Kg。
価格は $999.99 から。米国、英国、カナダ、スウェーデン、ドイツ、フランスでは2020年1月7日から、それ以外は2020年2月4日から発売開始されます。
4K UHD+ モデルは DisplayHDR 400 に対応
オプションの 4K Ultra HD+ (3840×2400) ディスプレイは DCI-P3 90% 、コントラスト比 1500:1 を誇り、鮮明で正確な色を表現することができます。また、VESA の DisplayHDR™ 400 に対応しており、1600万色以上の色を表現できるため、よりリアルな色を再現できます。ただ、スペックシートを見た分では、IPS液晶 なのか OLEDパネル なのかは、はっきりと記載されていませんが、SHARP IGZO パネルだと言われているので、おそらくIPS液晶だと思われます。
その他のディスプレイとしては、FHD+(1920×1200) タッチディスプレイとタッチ非対応ディスプレイ (100% sRGB、500nit、コントラスト比1800:1) があります。
Intel 第10世代 「 Ice Lake 」を採用
CPU は Intel の 第10世代、10nm プロセス採用の 「Ice Lake」 CPU を採用。最上位クラスは Core i7-1065G7 で、Intel Iris® Plus グラフィックスを搭載しており、従来の UHD+ よりもグラフィックス性能が向上しています。
前モデルでは、同じく第10世代ですが、14nm プロセスで製造されていた「Comet Lake」を採用していました。最上位クラスは、Core i7-10710U で
その他
メモリオプションは、LPDDR4 4GB/8GB/16GB/32GBで、8GB 以上は Dual Channel で動作します。動作周波数は、3733MHz。ただし、オンボードなので、購入後に増設やリプレース出来ません。
ストレージは、PCIe 3 ×4 SSD で、256GB/512GB/1TB/2TB 。こちらは、従来どおりリプレース可能なものと思われます。
ただ、外部 I/O ポートは従来の 2× Thunderbolt3、1× USB Type-C から、2× Thunderbolt3 のみになっています。
日本ではどうなるのか
日本国内では、2020年2月4日から発売になると思われるのですが、価格帯はおそらく現在の XPS13 とほぼ同じになるのではないかと思われます。というのも、一番低スペックの機種で、$999.99 は2019年の機種でも (発売当時は) 同じなので。
ただ、上位機種はどうなるのかは不明です。ちなみに、米国での XPS13 (7390) で、
- Core i7-10710U
- 16GB LPDDR3
- 512GB M.2 SSD
- 4K UHD タッチディスプレイ
という構成で、 $1,799.99 なのでこの仕様で 2020モデルの価格がわかれば推測しやすそうですね1。
追加情報:XPS 13 国内販売開始されました
当初グローバルは2月4日から、となっていたのですが、日本はグローバルじゃありませんでした・・。
しかし、10日遅れの 2月14日 から発売が開始されました。
価格も概ね上に書いた内容に近い価格のようですね。
XPS 13 Developer Edition の国内販売を望む
あくまでも個人的な願望ですが、Dell さんには是非とも XPS 13 Developer Edition を日本国内でも販売してほしいな、と思います。
それこそが、
本命の Yet another Mac Book Pro
であると思うのですが、どうでしょうか?
現状では、国内での保証が受けられないことを覚悟した上で、個人輸入してしまうか、日本国内版の XPS を購入して Linux をインストールするくらいしか方法がありません。
参考動画
HP も Spectre x360 15 を刷新するみたい
これは、あくまで余談ですが、HP では、Spectre x360 15 がより薄いベゼルと、以前不評であったトラックパッドをアップグレードして発売するみたいです。
それ以外にも、4K モデルでも最大17時間バッテリーが持つようになるらしいので、これもなかなか良いのでは・・
発売日、価格供に近日中に HP からアナウンスがあるとのこと。
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ちなみに同様の仕様で日本の Dell で購入すると、¥206,778円。税込・送料込み、クーポン適用なしの場合。 ↩
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