報告致します。

Dell XPS 15 9500 を購入しました!

 

 

以前に書いた記事から一年ほど経って、ようやく購入を報告できる機会ができました。

 

Dell XPS 15 9500

Dell XPS 15 9500

Dell XPS 15 9500

で、結局 Dell XPS 15 に落ち着きました。

長かったですね。

とはいっても、購入したのは今年の6月、XPS 15 受注可能になってからすぐの段階なんで、すでに購入してから 3ヶ月 ほど経ってるんですけどね・・^^;

昨年末くらいにも、当時の XPS 15 7590 を購入しようかどうか迷ったんですが、以下の点で躊躇していました。

  • ディスプレイのアスペクト比
  • ストレージ(M.2 NVMe)のスロット数
  • OLED は魅力的だけれども、長く使うには(焼付き等で)心配
  • 熱問題

・・そして、この New XPS 15 は、それぞれの点を解決してくれました。

 

アスペクト比

アスペクト比については、昨年の後半に発売された XPS 13 2-in-1 (7390) で 16:10 の液晶を採用したのを皮切りに、今年頭の XPS 13 (9300)、XPS 17、XPS 15 と全モデルが 16:10 化されました。

 

M.2 のダブルスロット化

また、当時同様に悩んでいた機種に、MSI の Creator 15 があったんですが、このモデルは M.2 のスロットを2つ搭載していたんですね。ただ、当時の XPS 15 はスロットは一つ・・

ところがこれも、リークされた XPS 17 の情報で、M.2 のスロットを2つ実装しているということが判明し、おそらく XPS 15 も同様に 2 スロット搭載されるかも、とのネット上の憶測通りダブルスロットで登場しました。

 

OLED ディスプレイは廃止の替わりに Adobe RGB

こちらは FHD+ モデルでは関係ありませんが、UHD+ (4K+) では、OLED (有機EL) パネル搭載モデルは廃止されていますが、その代わりに、

  • 100% Adobe RGB
  • 94% DCI-P3

に対応したIPSパネルが採用されて、プロフェッショナルな用途にも十分使えるものになっています。

 

熱問題

熱に関しては常に XPS 15 は不満の元として捉えられてきましたが、決して熱が発生しないわけではないですがこれまでのモデルに比べてマシになっている、とされています。

XPS 17 では「ベイパーチャンバー冷却方式」が採用されて、より強力に冷やされるみたいですが、XPS 15 では採用されていないのが残念です。

 

購入した Dell XPS 15 9500 のスペック

Dell XPS 15 9500

Dell XPS 15 9500

今回購入した XPS 15 のスペックは以下の通りです。

Dell 【Dell】XPS 15 (9500) 2020 年モデル
ディスプレイ 15.6-inch 4K UHD+ (3840×2400) フレームレスタッチディスプレイ
DisplayHDR 400認定, 500-nit,
100% Adobe RGB および 94% DCI-P3 の色域,
コントラスト比 1650:1, 反射防止
プロセッサ Core i7-10750H, 12 MB Cache, 6 Core, 2.60 GHz to 5 GHz
メモリ 16 GB DDR4-2933 dual-channel
ストレージ 512GB PCIe 3 x4 SSD
グラフィック Intel UHD Graphics 630
NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti - 4 GB GDDR6
入出力ポート 2× USB 3.2 Gen 2 (Thunderbolt™ 3) (電力供給およびDisplayPort対応)
1× USB 3.2 Gen 2 USB-TypeC (電力供給およびDisplayPort対応)
1× ヘッドフォン/マイクロフォンコンボジャック
1× SD カードスロット
1× ウェッジシェイプロック スロット
Wi-Fi Killer™ Wi-Fi 6 AX1650 (2x2) built on intel chipset + Bluetooth 5
バッテリー 86WHr バッテリー
寸法・重量 高さ (後部): 18 mm
幅: 344.72 mm
奥行: 230.14 mm
重量 (最大): 2.05 kg
その他 Stereo woofer 2.5 W x 2 and stereo tweeter 1.5 W x 2 = 8 W total peak
Waves Nx® 3D Audio
送料込み税別 ¥ 226,384 ‐
税込み合計 ¥ 249,033 ‐

 

私自身の購入前提としていたのが、

  • 4K+ ディプレイ
  • CPU 6コア以上
  • メモリとストレージは後に換装するとして、価格を抑えるためにそれぞれ 16GiB と 512GiB

としていたので、おおむね満足なスペックだと言えます。

現在のラインナップでは、

  • Core i7-10875H
  • Core i9-10885H

のモデル(両方共に、8コア16スレッド CPU)もあります。

 

 

Dell XPS 15 9500 vs Macbook Pro

Dell XPS 15 VS Apple Macbook Pro 16

Dell XPS 15 VS Apple Macbook Pro 16

当初 Macbook Pro 欲しさにノートPCのリサーチを始めたわけですが、結局 XPS 15 に落ち着いたわけは一体なんだろう、と考えたところ、次のような点があげられます。

  • 価格
  • 性能
  • 拡張性

 

XPS 15 vs Macbook Pro 16 価格

上の私が購入したスペックとほぼ同等のスペックで Macbook Pro 16 を見てみると次のようになります。

  • CPU: 第9世代 6コア Intel Core i7
  • メモリ: 16GiB 2666MHz DDR4
  • GPU: Radeon Pro 5500M(4GiB GDDR6)
  • ストレージ: 512Gib

これで、価格は税込み送料込みで、¥ 284,680 ‐ になりました。

その差、およそ 4万円。

それほど差がないように思われるかもしれませんが、この後で述べる拡張性が Dell にはあります。

 

XPS 15 vs Macbook Pro 16 性能

Macbook Pro 16 は、XPS 15 9500 に比べてみても、ほんの少し古いハードウェアが多いため、全く同じ土俵で比べるのは酷ですが、CPU、GPU 共に XPS 15 より多くの店で性能が劣ります。

CPU の性能差はさほどないかもしれませんが、GPU の方はかなり性能に差があるみたいですね。特にゲームもしたいユーザーは XPS 15 が選択肢になってくるのではないでしょうか?

 

XPS 15 vs Macbook Pro 16 拡張性

XPS 15 と Macbook Pro 16 を比較する上で、最も指摘しておきたいのは、この拡張性の部分ですね。

Macbook Pro 16 は最初に見立てて買ったスペックを購入後に変更することは事実上不可能ですが、XPS 15 の場合は違います。

少なくとも以下の2点は、後から交換や換装ができるようになっています。

  • メモリ
  • ストレージ

しかもストレージに関しては、M.2 のスロットを 2 基搭載しているので、ノートPCにありがちなストレージの容量問題に一石を投じることになります。

 

XPS 15 9500 の弱点

ここまで、Macbook Pro 16 に対するアドバンテージを書いてきましたが、これはそのまま XPS 15 の優位性ということが言えるのですが、弱点がないわけではありません。

 

XPS 15 のヒンジに不具合?

海外のフォーラムなどで話題になっていたことですが、本体を閉じたままヒンジの部分を下にして立ててみると、わずかにディスプレイが開いてしまう、という問題が報告されています。

これは、ディスプレイを閉じた時に固定する磁石が弱いのかディスプレイ自体の重さが大きいのか、原因がわからないのですが、キャリングケースにヒンジ部分を下にして入れた場合に、ディスプレイが開いてしまってゴミや異物が入って傷がつくかもしれない、という事が言われています。

この問題は、私の購入した個体についても発生していますが、Dell は今の所このことに関してアナウンスをしていません。

普段から持ち運びされる方は気をつける必要があると思いますが、私はほぼ持ち運ばないのでそんなに問題だとは捉えていません。

 

ぐらつくタッチパッド?

これも同様に、海外のフォーラムで報告されているのもですが、XPS 15 9500 の初期のロットに、タッチパッドのグラつきのあるものもあるみたいです。

これは、私自身の個体には発生していませんが、Dell はこの件にはすでに対応をしているみたいですね。

 

やはりアツい XPS 15

Cinebench などのベンチマークや、動画の編集作業中、重い目のゲームの間などに本体の冷却ファンが煩くなることがあります1

そういう場合には、ほぼ漏れなく スロットリングが発生しています。

スロットリングが発生しているときには、CPU のクロック周波数が 2GHz 弱にまで落ちることがありますが、以前レビューした XPS 13 とは違って、スロットリング で CPU の電力供給が制御されても、比較的に高クロックで粘っているような感触があります2

これはやはり XPS 13 と XPS 15 の筐体の大きさによるエアフローの違いからくる差かもしれません。

さらに大きい筐体で、ベーパーチャンバー冷却システムを搭載している XPS 17 は、さらに効率よく冷却できるようで、より多くの CPU コアを駆使したい場合は、そちらを検討する余地も必要です。

 

それでも XPS 15 9500 を推そう

Dell XPS 15 9500

Dell XPS 15 9500

私が購入した XPS 15 の価格は税込みで 20万円代前半。

CPU を Core i7-10875H (8コア16スレッド) で、20万円台後半。CPU を Core i9-10880H (8コア16スレッド) で、30万円台前半。

更に上をいけば、XPS 17 というモンスターマシンもあります3

個人的には一介のサラリーマンが購入するノートPCとしては、30万オーバーはちょっとないかなと。

というわけで、今回購入したスペックの XPS 15 はベストバイだと思います。やはり、GPU を搭載していない XPS 13 では厳しい動画編集なども充分こなせますし、ある程度までであればゲームも問題ない。

Apple Macbook Pro と悩んで、結果的に XPS 15 を選んだわけですが、とても満足しています。

 

 


  1. 通常利用の際にはあまりファンの音が気になることはありませんでした。 

  2. XPS 13 の場合は、スロットリングが発生すると、2GHz 弱のあたりに CPU クロックが張り付くように見えます。 

  3. Core i9-10885H、32GiB メモリ、1TB SSD、RTX 2060 グラフィックスで、30万円台半ばから後半。 


 

 
カテゴリー: PC

zaturendo

中小企業社内SE。

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です