( ・ิω・ิ)「プログラミングするなら、Mac買え」
と、よく言われますが、本当にそうなんでしょうか?
MacBook が選ばれている理由
まず、私なりに MacBook が欲しくなっている理由について考えてみます。
- 純正の UNIX 環境が手に入る。
- 美しいディスプレイ。
- トラックパッドは神。
- プログラミングしやすい環境。
純正の UNIX 環境が手に入る
特に追加のアプリケーションを必要とせずに、UNIX 環境が手に入るのは私の考える Mac の最大の特徴だと思います。Windows の CMD は本当に糞すぎる。
まあWindows10 になって WSL を導入することによって UNIX 互換環境が手に入るけれども、ようやくこれからという感じかな?
美しいディスプレイ
Retina ディスプレイはやはり美しい。
sRGB より 27% 広い色域を表現できるということは、写真の現像なんかにも使えるということ。これはなかなか Windows ノートでは面倒。
トラックパッドは神
というのはよく聞く話。マウスが必要なくなるというのはどんな体験なのかとても気になる。
また、Windows とは違った GUI も気になる。Ubuntu 等の Linux のデスクトップテーマに、Mac OS X ライクなテーマがたくさんあることからも、エンジニアギークなところも憧れがあるのかな?
プログラミングしやすい環境
これはさっきの、UNIX 環境とも関連するけれども、Git などの Linux 由来のツールや、Python、Perl、Ruby なども余計な設定抜きにすぐに使える環境があるのは魅力。
VsCode や Eclipse などは Windows でも使えるけれど、iPhone アプリを開発するのであれば、Mac 一択になります。
その反面
ところが、その反面、MacBook を購入するには、いろいろな問題があるのも確かです。
- Mac OS X Catalina は不評?
- 今は昔ほど、Windows に対するアドバンテージはない?
- とにかく高い。
Mac OS X Catalina は不評?
最新のMac OS、Mac OS X Catalina は、あまり評判がよくありません。Google サジェストでも "max os x catalina" と入力すると最初に、"不具合" という項目が上がってきます。
iOS 13とmacOS Catalinaはなぜバグが多いのか。元アップルエンジニアが語る6つの理由 / 10月26日 02:35 PM #エンガジェット https://t.co/bcWR3z7Thm
— Engadget 日本版 (@engadgetjp) October 26, 2019
今後は、iOS に統合されるような話もあり、Mac OS にはあまり力を入れてないのかな?
今は昔ほど Windows に対するアドバンテージはない?
昔は Mac 一択であったようなAdobe関連のアプリケーションも、現在は Windows 十分に動きますし、WSL が追加されたことで、ある意味昔ほど苦労せずにUNIX環境を導入することも、出来るようになったので、UNIX コマンドが使える、というのは Mac の専売特許ではなくなりつつあります 1。
ただ、カラーマネジメントに関しては、まだまだMacの方が一日の長があるみたいですね・・
え? ゲームがしたい??
その場合は Windows 一択 でしょう。ただ、ここで紹介しているマシンではないほうがいいと思いますが・・。直にデスクトップ買いましょう。
とにかく高い
MacBook Pro はとにかく高いですね。
とにかく高い。どう見ても、同スペックの Windows ノートに比べると恐ろしく高いというのが第一印象。
もちろん、金がかかってるのはよく分かるんですが、結局ここでWindowsノートが視野に入ってしまうんですよね。
比較! MacBook Pro と Windows ノート
というわけで、MacBook Pro と Windows ノート、どちらを買えばよいのか判断するために、価格やスペックを比較してみたいと思います。
まず、基準になる MacBook Pro の仕様です。
MacBook Pro の参考スペック
シリーズ | Apple MacBook Pro 13インチモデル < メーカー直販サイト > |
---|---|
OS | macOS Catalina |
CPU | 1.7GHzクアッドコアIntel Core i7 |
クロック | 1.7GHz (4.5GHz) |
コア数 (スレッド数) | 4 (8) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
ディスプレイ | 13.3 2560x1600 Retinaディスプレイ TrueTone |
グラフィック | CPU内蔵(Intel® Iris Plus Graphics 645) |
グラフィックRAM | |
インターフェース | Thunderbolt 3 (USB-C)x4 |
通信 | IEEE 802.11ac/a/b/g/n, Bluetooth 5.0 |
外形寸法 | 304.1x212.4x14.9 |
重量 | 1.37kg |
バッテリー | 58.2Whリチウムポリマーバッテリー10時間 |
ACアダプタ | 61W USB Type-C™ 電源アダプター |
発売日 | 2018-11 |
価格 | ¥ 284,680 (税込) |
選定しているのは、MacBook Pro 13インチモデルの 1.4GHz クアッドコアプロセッサ搭載タイプです。
変更部分は次の通りです。
- CPU: Core i5 → Core i7 に変更。
- メモリ: 8G → 16GB
- ストレージ: 128GB → 1T に変更
情報によると、MacBook Pro はメモリだけではなくてストレージも後から交換することができないみたいなので、購入時にしっかりとスペックは練っておいたほうがいいですね。
ちなみに、ストレージが 512GB の場合は、¥ 260,480(税込) になります。
想定しているスペック
開発環境ももちろんですが、仮想環境を動作させるのに十分なスペックを想定して、
- 価格は20万円以下
- ディスプレイ: 13インチ
- CPU: Core i7 4コア8スレッド以上
- メモリ: 16G
- ストレージ: 512G 以上
としています。また、ここは個人的なこだわりですが、MacBook Pro の Retina ディスプレイに限りなく近づけるべく、
- WQHD (2560×1440) から 4K UHD (3840×2160) の解像度を持つディスプレイ
に。また、
- OS はやむを得ない場合を除いて、 Windows10 Pro
も、条件に付け加えています。
Lenovo
Yoga C930
シリーズ | Lenovo YOGA C930 81C4007WJP < メーカー直販サイト > |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Intel Core i7-8550U |
クロック | 1.8GHz (4.0GHz) |
コア数 (スレッド数) | 4 (8) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB (PCIe NVMe/M.2) |
ディスプレイ | 13.9型 4K マルチタッチ |
グラフィック | CPU内蔵(Intel UHD グラフィックス620) |
グラフィックRAM | 4G(共有) |
インターフェース | USB3.1(Type-C)x2, USB3.1(Type-A)x1, ジャックx1 |
通信 | IEEE 802.11ac/a/b/g/n, Bluetooth v4.1 |
外形寸法 | 322x227x14.5 |
重量 | 1.38kg |
バッテリー | 4セル リチウムイオンポリマーバッテリー 11.1時間 |
ACアダプタ | AC100-240V |
発売日 | 2018-11 |
価格 | ¥ 216,6122 (税込) |
- コンバーチブルタイプ
- アクティブペン付属
Lenovo C930 2018年モデルです。ノートPC の形状と、ディスプレイを360°に開くことで、タブレットタイプになるコーバーチブルタイプです。アクティブペンも付属します。
Windows 10 は、Home のみで、かつ価格は21万円を超えて、少し割高かな?
と思います。
ASUS
ZenBook S UX391UA
シリーズ | ASUS ZenBook S UX391UA-8550 < メーカー直販サイト > |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit |
CPU | Intel® Core™ i7-8550U |
クロック | 1.8GHz (4.0GHz) |
コア数 (スレッド数) | 4 (8) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB (PCI Express 3.0 x4接続) |
ディスプレイ | 13.3型 4K マルチタッチ sRGB100% NTSC72% |
グラフィック | CPU内蔵(Intel® UHD グラフィックス620) |
グラフィックRAM | 4G(共有) |
インターフェース | Thunderbolt(Type-C)x2, USB3.1(Type-C)x1, ジャックx1 |
通信 | IEEE 802.11ac/a/b/g/n, Bluetooth v4.1 |
外形寸法 | 311x213.75x12.9 |
重量 | 1.08kg |
バッテリー | 4セルリチウムイオン11.1時間 |
ACアダプタ | AC100-240V |
発売日 | 2018-11 |
価格 | ¥ 209,392 (税込) |
- ノートブックタイプ
- モデル末期?
これはもう、モデル末期のようで、メーカー直販サイトにはすでに商品の表示がありません。
とはいえ、20万オーバーなんでどうなんだろうなぁ・・
それと、Zenbook のこのタイプは、ディスプレイの下の部分が足にもなっているので開いた時の角度を固定されるのがやや難かな?
DELL
New XPS13
シリーズ | DELL XPS13 < メーカー直販サイト > |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit |
CPU | Intel® Core™ i7-10710U |
クロック | 1.1GHz (4.7GHz) |
コア数 (スレッド数) | 6 (12) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB (M.2 PCIe NVMe SSD) |
ディスプレイ | 13.3型 4K マルチタッチ sRGB 100% |
グラフィック | CPU内蔵(Intel® UHD グラフィックス620) |
グラフィックRAM | 4G(共有) |
インターフェース | MicroSDx1, USB3.1(Type-C)x1, Thunderbolt3x2, ジャックx1 |
通信 | Killer AX1650(2x2) built on intel wifi6, Bluetooth 5.0 |
外形寸法 | 302x199x11.6 |
重量 | 1.23kg |
バッテリー | 4セルバッテリー |
ACアダプタ | E5 45W Type-C パワーアダプター |
発売日 | 2019-10 |
価格 | ¥ 199,4713 (税込) |
- ノートブックタイプ
- バックライト付キーボードは、USキーボードも選択可
DELL は、今回調べた中でも唯一第10世代の Intel Core i7 を採用しています。6コア12スレッドという、スペック。
なおかつ、この New XPS 13 についてはクーポン適用で20万円を切るので、クーポン付きのキャンペーン時が狙い目。
また、ディスプレイも Retina には及ばないものの sRGB 100% の色域に対応しており、少なくとも RAW現像などについても最低限対応できそうではあります。
さらに、USキーボード選択可、というITギークにとってはたまらないオプションもあります。
なおこの機種は、今回調べた中で一番サイズが小さいノートPCになります。
New Inspiron 13 7000 2-in-1
シリーズ | DELL Inspiron 13 7000 2-in-1 プラチナ < メーカー直販サイト > |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit |
CPU | Intel® Core™ i7-10510U |
クロック | 1.8GHz (4.9GHz) |
コア数 (スレッド数) | 4 (8) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB (M.2 PCIe SSD) |
ディスプレイ | 13.3型 4K IPSタッチディスプレイ Dell Cinema Color |
グラフィック | CPU内蔵(Intel® UHD グラフィックス620) |
グラフィックRAM | 4G(共有) |
インターフェース | MicroSDカードリーダー、コンボジャック、1xUSB3.1 Type-A,HDMI, 1xUSB3.1 Gen1 Type-C, HDMI 2.0 |
通信 | 802.11ac 2x2 WiFi / Bluetooth |
外形寸法 | 306.76x215.92x13.66~15.90 |
重量 | 1.39kg |
バッテリー | 4セルバッテリー 52WHr |
ACアダプタ | 45W ACアダプター |
発売日 | 2019-9 |
価格 | ¥ 165,0084 (税込) |
- Dell アクティブペン (PN350M)
- コンバーチブルタイプ
Dell の普及価格帯ノートPC、Inspiron 13 7000 シリーズの 2-in-1 2019モデル。
こちらも、第10世代CPU が搭載されているが、これは 4コア8スレッドのタイプ。これも、XPS 同様、キャンペーン適用で価格が安く抑えられますね。
ディスプレイや、CPU がXPS に比べて少しダウングレードされますが、MacBook Pro の価格からすると10万近く安くなるので、お財布に優しいことこの上ないですね。
HP
Spectre 13 x360
シリーズ | HP Spectre 13 x360 13-ap0000 パフォーマンスモデル < メーカー直販サイト > |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit |
CPU | Intel® Core™ i7-8565U |
クロック | 1.8GHz (4.6GHz) |
コア数 (スレッド数) | 4 (8) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB (PCIe NVME M.2) |
ディスプレイ | 13.3型 4K タッチ対応 |
グラフィック | CPU内蔵(Intel® UHD グラフィックス620) |
グラフィックRAM | 4G(共有) |
インターフェース | USB3.1 Type-Ax1, USB Type-C™ 3.1 Gen2x2 (Thunderbolt™ 3), microSD, ヘッドフォン/マイクコンボジャック |
通信 | IEEE 802.11ac/a/b/g/n, Bluetooth 5.0 |
外形寸法 | 308x217x14.3 |
重量 | 1.32kg |
バッテリー | 4セルリチウムイオン12時間45分 |
ACアダプタ | 65W USB Type-C™ スリムACアダプター |
発売日 | 2018-11 |
価格 | ¥ 165,0005 (税込) |
- コンバーチブルタイプ
- アクティブペン付属
- 2018年モデル
HPがプレミアムノート、と命名しているだけあって、今回見た中で、一番スタイリッシュなノートPCだと思います。これだとカフェの中でどやれるかもしれませんね。
ただ、これもモデルは2018年モデルということで、CPU は8世代のものを搭載しています。いま、たたき売りされているようでもあるので狙い目かもしれない。
まとめ
今回は、MacBook Pro は高すぎて変えないけれど、Windows ノート ならば・・
ということで色々と調べてみました。ディスプレイを WQHD 以上で縛ったため調べた機種の数はそう多くはありませんでしたが、Dell などであれば20万円を切った価格で 4K UHD を搭載したノートPCが買えるのには驚きました。
なので、もしも フルHD でいい、という場合であれば更に該当機種は増えると思います。そうなってくると、Dell の法人向けモデル、Precision シリーズ の Ubuntu 18.04 プリインストールモデル も視野に入ってくるので、ある意味ガチな開発マシンを手に入れることもできます。
Ubuntu 18.04 その334 - DellからUbuntuをプリインストールした3つの新モデル、近々登場・Dell Precision 5540/7540/7740 https://t.co/1MFORlOy8V #kledgeb
— kledgeb (@kledgeb) June 3, 2019
買うなら、Dell かな?
え、?
私ですか??
お上 の決済が頂けたら買いたいな・・
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